帽子の歴史

帽子はファッションの総仕上げ

帽子の起源は、古代ギリシャの旅人が日除けに用いた被り物が最初だといわれています。

日本で帽子がかぶられ始めたのは明治初期の鹿鳴館時代からで、皇室が洋装を採用してから上流婦人に愛用され、その後洋装化にともなって広がりましたが、一般的に普及したのは関東大震災(1923年)以後のことです。

男性は、屋外でも人と挨拶する時や女性と話しをするときには、帽子を脱ぐのがエチケットです。一方女性は、帽子も髪飾りとみなされるので原則的には室内でもかぶったままでよいとされています。しかし、つばの大きい帽子はもともと日除け用の物ですから、室内では用いません。

帽子は小さな面積ですが、非常に印象が強く、ファッションの総仕上げとしても考えるべきでしょう。“帽子のないモードは未完成である”と言われるほど、個性を語るうえで欠かせない存在です。

帽子いろいろ

帽子のお手入れ基礎知識

帽子の取扱について<一例>

◎夏帽子(セーラー型)の場合
-素材- 綿、ポリエステル 庇(ひさし)は不織布を使用

◎冬帽子(クレマン型)の場合 -素材- 毛 レーヨン フェルト帽体を使用

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